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2002/10/26   於:富山県民会館大ホール  18:00 開場  18:30 開演

■定期演奏会までの苦労■ 
 今年は演奏会開催前までに色々なことがありました。結成30周年という節目の年でもあり、組曲も「月光とピエロ」、「千曲川」の2曲にチャレンジしました。団として大きな痛手となったN氏の他界がありました。男声合唱に情熱を燃やし、団のご意見番としての存在だったN氏、団員全員が悲しみにくれた時期がありました。また、要となる各パートのエース級のメンバーの休団もあり、練習には難儀しました。そんな中、夏には合宿も行いながら、練習は積み重ねられていきました。各パートとも仕事の多忙な中での練習で、なかなかメンバー全員が揃わず、細かな部分での共通理解が図れなかったことも事実です。同一パート内での音色の統一という部分での苦労もありました。
■定期演奏会では■
 
当日、ほぼ満席の観客を迎えての演奏会となりました。
 
オープニングの「オレーグ公」{例年は「ウ・ボイ」なのですが・・・}から、流暢なIさんの司会で演奏は始まりました。
 
<第1ステージ>
 第1ステージは、男声合唱組曲「月光とピエロ」、男声合唱曲としてはあまりにも有名で、メンバーも気合を入れての演奏(のつもりでした・・・。)、第4曲の「ピエロの嘆き」の出足で、1st-tenorの音が狂ってしまい、冷や汗もの、あれで他のパートの音が支えられていなかったら、最悪の結果になるところでした。なんとか曲の最後まで歌いきり、安堵しました。全体としての響きは・・・だったのでしょうか。
 
<第2ステージ>
 第2ステージは、ロシア民謡、黒人霊歌、フォークソング、日本の歌と様々なジャンルでの演奏でした。ソロのI(2)さんの澄んだ低音の響きは、観客の皆さんの心を魅了したと思っています。ハプニングが起きたのは「Dream」、練習不足もたたって、ダブルカルテットのメンバーのがんばりを、他のバックコーラスが支えられなかったことです。大きな反省点でした。
 自信を持って歌えたのは、「琵琶湖周航の歌」です。指揮者K氏のオリジナル編曲であり、3年前に滋賀県今津町で行なわれた「琵琶湖周航の歌コンクール」で金賞をもらった曲です。「日本語・歌詞をていねいに」を常に意識しながら練習を重ねてきました。初めて聴かれた皆さんの心を打ったのではないでしょうか。(かなり入れ込んでいます。)
 恒例の「みんなで歌おう」のコーナー、今年はメンバーのO氏作詞・作曲による「五箇の山里」の合唱でした。
 
<第3ステージ>
 第3ステージは、男声合唱組曲「千曲川」です。演奏決定以来、もっとも頭をかかえながら練習をしてきた難曲です。メンバーのだれも今までに聴いたことがなかったので、曲のイメージもつかむことができませんでした。いろいろ探しあぐねていたときに、長野県合唱連盟のM氏からの、過去の演奏団体に関するE-mailでした。わらにもすがる思いで、高槻市の「コールバッカス」のM(2)氏に連絡、演奏会のアナログテープをいただきました。冗談ではなく、神はわれらを見捨てなかったと思いました。この音源をたよりに、曲のイメージづくりをしていきました。聴けば聴くほど難解な曲で、楽譜を追うのがやっとでした。
 当日のステージ、N(2)さんのピアノ伴奏で演奏が始まりました。どの曲もすべて高いハードルだったのですが、本当に皆さん、よく歌ったと思います。入りのばらつきや、音程の不安定なところもありましたが、全体としてまとまった演奏だったと思います。(自己満足ですかね。)
聴かれた皆さんから、いろいろ感想を聞きましたが、評価は様々でした。よくわからない曲だという意見、良かったという好評、千曲川のイメージだったのだろうかというものなど、やはり難曲なんだと思いました。
 
<フィナーレ>
 アンコールの「上を向いて歩こう」の演奏で、会場から手拍子がわいてきた時、歌い終える充実感、満足感を覚えました。「遥かな友に」は他界されたN氏の好きだった歌、メンバーはN氏を偲ぶ思いで静かに歌いました。(私も、こみ上げてくる思いをこらえながら、涙をおさえながら歌いました。)
 恒例の「ロビーコール」、私はこのイベント(?)が好きです。観客の皆さんを間近に見ながらの、力一杯の合唱、苦労が吹き飛ぶ気がします。歌う曲は、メンバーが好んで口ずさむものばかりです。これが終わって初めて終演なのです。気持ちよく歌えました。

■反省、そして次のステップに向けて■
 私は、いつも思います。合唱は、ソリストの集団ではないと・・・。各メンバーが力を出し合って、全体として、ひとつの響きにまとめあげるのだと・・・。ですから、お互いが認め合い、自分の役割、演技を意識しながら歌おうとすることが大切だと思います。それと、指揮者を信じ、指揮棒に神経を集中すること、自分ができないことを偉そうに語っていますが、今年の演奏では、反省も含めて特にこのことを強く感じました。
 来年の演奏会についても、すでに話題に上っています。今年の演奏会の反省をバネに、新しい目標に向かって、精進し、皆さんに会場の皆さんに喜んでもらえる演奏を目指したいと思います。
 バイオンの響きを目指して!!

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